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「だら~っ」とした先の“凛としたもの”

<6月14日(火)のレッスン>

●1030「ゆる体操初級」(神楽坂・坪山)
●1330「ゆる体操中級」(神楽坂・坪山)
●1930「ゆる体操中級」(神楽坂・坪山)

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私の指導する「ゆる体操」のレッスンでは、初級・中級に関わらず、最初にたっぷりと「寝ゆる」を行います。そしてその後、長座の姿勢で行う「座ゆる」を行い、その後にようやく「立ちゆる」を始めます。

このレッスンの流れを、開校した初期の頃からずっと続けています。
その理由はひとつには、

レッスンに参加をされる会員の皆さんは、基本的に疲れた状態で教室に来られる

という前提で指導をしているからです。

たっぷりと「寝ゆる」を行う中でだんだん疲労がとれ、気力が溜まっていきます。
そして「立ちゆる」を始める頃には、教室に来られた時点で疲れていた方も自然と「そろそろ立ってやろうか」という気もちになり、意欲をもって取り組むことができます。

もうひとつ、別な観点からの理由をいうと、

前半の「寝ゆる」と「座ゆる」を通して「センター」の意識が促されることで、その後の「立ちゆる」を“正しく立って”行うことができるから

ということも挙げられます。

そしてこの、「寝ゆる」「座ゆる」で準備をして、正しく立ちながら「立ちゆる」を行う、というトレーニングをレッスンの中で続けていると、1年もする頃には、その方の日常の立ち姿が見違えるほど良くなります。

今日は、この4月から中級クラスにも参加をされるようになったフリー受講生の【K942】さんが、1030の初級と1330の中級に連続して参加をされました。

何気なく、

「初級クラスと中級クラスで、教室の雰囲気は違いますか?」

と伺ってみると、

「全然違います!」

と、特に「全然」の部分を強調して言い切りました。
そしてそれに続いて、面白い例えを使ってご自身の感想を表現してくださりました。

「初級は、“健康ランド”みたいな感じ。中級は、何かの“道場”みたいな感じですね・・・」

この言葉を伺って、【K942】さんの感性と表現力の豊かさに感心をするとともに、教室のレッスンが、私が目指している方向で進んでいることを感じ、少しうれしい気がしました。

初級クラスと中級クラス、どちらも「楽しく、気持ちよくゆるむ」場であることには違いがありません。
私が意識的に雰囲気づくりをしている訳ではありませんし、中級クラスになると、指導者である私が急にコワくなるわけでも、もちろんありません・・・(笑)。

【K942】さんの言葉を私なりに解説すると、

参加をされている中級会員の皆さんが、長年のトレーニングの積み重ねによって少しずつ「センター」を始めとした身体意識を成長させ、高い集中力をもって自身の体を深く、精緻に感じながら体操に取り組むよおうになった結果、教室全体に「楽しく、気持ちよくゆるむ」雰囲気にとともに「凛とした」雰囲気が生まれはじめている表れ、

ということになります。


この、「ゆるむ雰囲気」と一体化した「凛とした雰囲気」がまた、人にとって非常に心地よく、また、「高めて」くれるものなのです。


私たちの提唱する「ゆるむ」という言葉を、「気のゆるみ」や「たるみ」と誤解され、「本当にゆるむだけで大丈夫なんですか?」と心配をされる方が時折おられますが、心配はご無用。

確かに「気のゆるみ」や「たるみ」からは何の価値を生み出すこともできないでしょうが、“正しくゆるむ”ことの先には必ず、「センター」を始めとした身体意識の成長が伴います。

そしてその“身体意識の成長を伴ったゆるみ”は、その方の健康の面でも、能力アップの面でも、美容の面でも・・・必ず高い価値を与えてくれます。

ということで皆さん、まずは安心して、「だら~っ」とゆるみましょう!

ブログ20160614A

「セコすぎます!」と「勿体ない」の境界線。

<6月9日(木)のレッスン>

● 930「ゆる体操初級」(聖蹟桜ヶ丘・坪山)
●1055「ゆる体操中級」(聖蹟桜ヶ丘・坪山)
●1500「ゆる体操初級」(錦糸町・坪山)
●1900「ゆる体操初級」(神楽坂・坪山)

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35歳の時に、それまで勤めていた会社を退職して独立をしたのですが、その前後で大きく変わったことがいくつかあります。
その一つが、「お金の使い方」。

会社員時代は「宵越しの金は持たない」タイプと言ったら言い過ぎになるかもしれませんが、今思えばかなりルーズなお金の使い方をしていました。
例えば、富士銀行(当時)に口座をもっているのに、会社の事務所の近くにある東海銀行(当時)で毎回お金を引き出して、気づいたら手数料が年間5千円以上になっていたり・・・。
クレジットカードを使ってたまったポイントで何かに交換する、などということはやったことがありませんでした。

会社を辞めて独立し、自分で事業をはじめ、自分で税金の計算をして納税し、いわば、お金の出入りの管理を全部自分で行うようになると、それまでの無駄が痛いほどよくわかり、それ以来少しずつ、お金の使い方の色々な部分を改善していきました。

そのような流れで現在、電車で、定期的に通っている区間の移動は回数券を使っています。
特に、週に2回使う京王線では、オフピークの時間帯(10時から16時)限定で利用すると10枚の料金で12枚購入できる回数券もあり、利用しています。

回数券の使用期限は3か月。聖蹟桜ヶ丘や多摩センターに指導に行くのは月に4回と決まっています。この「オフピーク回数券」を使えるのは帰りの時間帯だけなので、3か月でちょうど12枚を使い切ることになるのですが、何かのミスで1度、他の方法で運賃の支払いをしてしまうと、この「オフピーク回数券」が余ってしまうことになります。

今日、6月9日期限の回数券が1枚、余ってしまいました。
区間は新宿⇔聖蹟桜ヶ丘。金額は330円。

これをそのまま使わずにしてるのは、どうにも勿体ない気がします。

そこでまず、教室の生徒さんに声をかけました。
でも新宿方面に帰られる方はおらず、却下。

そこで、聖蹟桜ヶ丘の改札で切符を買っている方に声をかけることとしました。
切符売り場にしばらく立っていて気づいたのですが、「SUICA」などのカードが使われるようになって、今、切符売り場を利用する方は以前に比べて激減しているのですね・・・。
それでも一人、男性に声をかけたところ、何かの勧誘と間違われたのか冷たく断られ、電車の出発時間が近づいたのでやむなく引き上げました。

普通はここで諦めるのでしょうが私は反対のことを考えていました。
聖蹟桜ヶ丘の切符売り場には、新宿方面に行く人と八王子方面に行く人の両方がいますが、始発駅の新宿なら全員が八王子方面。この聖蹟桜ヶ丘までの回数券を喜んで受け取ってくれる人と出会える確率も高いだろう・・・。

ということで新宿区到着後、京王線の切符売り場に行くと、若い、学生さんらしき女性がいました。

「これ、聖蹟桜ヶ丘まで使えるんですけど余っちゃったので良かったら使ってください」

という私にその女性は

「えっ、いいの・・・」

とびっくりした様子でしたが、やがて状況をつかむと喜んで受け取ってくれました。

これで一件落着。
すっきりした・・・。

一瞬、先日テレビのニュース番組の中で聞いた

「・・・あまりにもセコい、セコすぎます!」

というフレーズが浮かんできました。

そうかも知れないけど、でもまあ喜んでくれた人がいるのだから良いでしょう。
と思うことにしました。

だって勿体ないんだもん。

“あじさい”と「あじさいのうた」

<6月6日(月)のレッスン>

なし

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ベランダに置かれた、あじさいの鉢。

先月末の誕生日のプレゼントに、妻が買ってくれました。
ブログ20160606A
私はあじさいが大好きです。
特に、この色のあじさいが一番の好みです。

人は年齢を重ねるにつれて、自分の生まれた季節が一番好きになっていく・・・という話を聞いたことがありますが、その影響かも知れませんし、20代の後半から40代の初めにかけて16年も、「あじさい寺」とも呼ばれる高幡不動の近くに住んでいたからかもしれません。

とにかく、夏を間近に控えたこの季節にこの花を見ていると、“これからピークを迎える”若々しさ、瑞々しさのエネルギーが自分の中に注入されていくような気がするのです。

そんな私の「あじさい好き」の影響を受けたのか、娘も、このあじさいをとてもかわいがってくれています。

毎朝、水をあげてくれたり、
ブログ20160606B

時にはギター(?)片手に歌を聞かせてくれたり・・・。
ブログ20160606C

ちなみにここで歌っている歌は、原由子さんの「あじさいのうた」。
映画「BU・SU」(市川準監督・富田靖子主演)のエンディングソングとしても知られる名曲です。
http://nviewer.mobi/player?video_id=sm13817141

保育園の送り迎えで私がよく歌って聞かせているうちに娘もこの歌が大好きになり、意味も分からず


雨に咲いてた
つぶらな花びら
恋の予感に揺れて
虹色に染まるの

・・・などという歌詞をすっかり覚えてしまったのですが、保育園で歌っても、先生を含め誰もこの歌を知らないため、残念ながら反応はやや微妙なようです(笑)。

来年50歳を迎える父親から「昭和の気分」を吸収し続ける4歳の娘。
今後、彼女の中でどのような感性が育っていくのか楽しみです。

梅雨の晴れ間のスカイツリー

<6月5日(日)のレッスン>

● 900「ゆる体操初級」(神楽坂・坪山)
●1030「ゆるウォーク」(神楽坂・坪山)
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午前中2コマの指導の後、武術の稽古のため浅草へ。

今日から梅雨入りということで行きはどんよりとした天気でしたが
稽古帰りの17時ごろに見た浅草の空はご覧のとおり。
ブログ20160605A
この場所にはだいたい月に1回ペースで訪れますが、
稽古帰りにこの場所から見る空としては恐らく今年最高だろうな・・・と思います。

開放感も手伝い、条件反射的にビールが飲みたくなりましたが、やめました。
ここでビールを飲むことよりも、自分の人生にとってもっと大切で、結局のところもっと楽しいことにつながることがある。

その場の一時的な「楽しさ」に流されない行動をとることが、ようやくぼちぼちとできるようになってきたようです・・・(笑)。

怪我に悩んでいたマラソン選手が教室入会1ヶ月で・・・(?!)

<6月2日(木)のレッスン>

● 930「ゆる体操初級」(聖蹟桜ヶ丘・坪山)
●1055「ゆる体操中級」(聖蹟桜ヶ丘・坪山)
●1500「ゆる体操中級」(錦糸町・坪山)
●1900「ゆる体操初級」(神楽坂・坪山)

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4月28日の記事
http://yurukagurazaka.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
でご紹介をした、●●県■■市から通われる【K991】さん。

フルマラソンを2時間30分台で走る女子マラソン選手でしたが、3年前に膝を痛め、現在は本格的なトレーニングができていない
状況とのことで、その改善と競技力の向上を目指して4月末にご入会をいただきました。

5月からは何とフリー受講生となり、かなり高い頻度で熱心に通ってくださっています。


通学時間の長さに加え、交通費の負担もかなり大きいため、私の方が心配をし、つい

「無理のないペースで続けてくださいね・・・」

とお声かけをしてしまうほど。

でも考えてみれば、本気で結果を求めて努力を続けているアスリートにとっては効果が出ることが何よりも優先されることで、その効果(リターン)の高さが、時間やお金といったコストを上回るものであれば問題はありません。


ということで昨日のレッスンに参加をされた際、さりげなく

「ゆる体操を始めてから、効果が出てきましたか?」

と、現時点での「リターン」を確認してみました。

すると、

「3年前に怪我をする前よりもタイムが上がりました!」

とのこと。

4月末の段階では軽いジョグしかできない状態だったそうなのですが、ゆる体操をはじめてから膝の状態が急速に改善し、それに伴ってトレーニングも段々本格的な内容に戻しはじめ、1週間ほど前に、短い距離ながらタイムを計って走ったところ、怪我をする前よりも速くなっていた・・・というお話です。

この間約1ヶ月。

永年の指導や自分自身のトレーニングを通して、ゆる体操のもつ「力」の大きさはよく理解をしているつもりなのですが、自分自身のことに関しても、教室の会員さんのことに関しても、私の想像をさらに上回る高い効果を発揮した事例に接することがしばしばあります。

このエピソードもそんな一つなのですが、
【K991】さんの才能、素直さ、熱心さ、集中力、若さ・・・といった他の好条件と、「ゆる体操」というメソッドの力が積算されると、このようなことが起こるのでしょう。

【K991】さんにはこの調子で正しい努力を重ね、ぜひ、競技選手としての夢を実現させてもらいたいと思います。

プロフィール

TEMO-YAN

Author:TEMO-YAN
坪山 佳史 (つぼやま よしふみ)

1967年 東京神楽坂出身。
中央大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーションに入社。
12年半の同社勤務を経て退職後、2004年2月に神楽坂ゆる体操教室を開校。
現在、同校を含め都内4か所のスタジオ・カルチャースクールで
「ゆる体操」「ゆるウォーク」を指導。

株式会社坪山佳史事務所 代表取締役
日本ゆる協会公認 ゆる体操正指導員中級

<指導を行っている「ゆる体操教室」>

●神楽坂ゆる体操教室
(2004年2月開校)

●聖蹟桜ヶ丘ゆる体操教室
(2003年9月開校)

●読売日本テレビ文化センター
錦糸町
(2004年7月開校)

●JEUGIAカルチャーセンター
多摩センター
(2004年10月開校)

<指導・運営する小学生対象の私塾>

●神楽坂悠真塾
 (2018年2月開校)

★ゆる体操教室の話し、悠真塾の話し、そして6歳の娘と3歳の息子の話しが、よく出てくると思います(笑)。
皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。

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