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葉桜を見て考えたこと

13日(木)の聖蹟桜ヶ丘教室前の桜。

ブログ20170416A

1週間前がちょうど満開だったのに写真を撮れなかったことを悔やんでいたのですが、まだ散らずに待っていてくれました。

ちなみに、これも「ブログ冬眠中」の出来事だったのですが・・・。
11月より「聖蹟桜ヶ丘駅前教室」に移転となった聖蹟桜ヶ丘教室。
1月第2週から、13年半前の開校時から慣れ親しんだ「ヴィータアネックスよこくらビル」に再度戻ることとなりました。

”聖地”へのカムバック。
やはりこの地に、ご縁があったのですね・・・。

そしてこちらは、14日(金)朝、通勤時に撮った、外堀通りの桜。

ブログ20170416B

こちらは満開だった1週間前(7日)にも撮りました。

ブログ20170416C

14日(金)にはすでに葉桜になっていたのだけど、満開だった7日(金)の桜より輝いていました。
理由は単純で、空が青かったから。

こんな単純なことを元に、単純志向の私がちょいと洒落たことを考えました。

おれ、来月50歳になるけど、この葉桜のようでありたいな・・・。

葉桜は、満開の桜に比べれば、いわば「年とった桜」。
桜自体の華やかさは満開のさくらにはかなわない。
でも、そんな葉桜だって、別の要素を最大限に駆使すれば、満開の桜よりも輝くことができる。

今年。
「若さ」と真向勝負を繰り広げる、新たな挑戦をすることにしました。

“おこられおに”と“おこりんぼおおに”

ブログ“冬眠”中も、私の周りでは様々な出来事が起きていましたが、そんなお話しのひとつ。

1月の最終日。
夕方に子どもたちの保育園へ迎えに行きました。
まず、娘の教室のある3階フロアに登っていくと、他の園児が

「●●ちゃん(娘の名前)、怒られているよ!」

と教えてくれます。

教室に入って様子を見てみるとなるほど確かに、先生と娘が真向かいになり、見るからに
「こってりと絞られている」
真っ最中です。

真剣なまなざしで娘に何かを伝えている先生。
それを、珍しく神妙な面持ちになって聞きつつ、時折「うん、うん」と頷く娘。

父兄が迎えに来るこの時間帯は子どもたちの「自由時間」で、絵を書いたりブロックで遊んだり、各自が思い思いに過ごしているのですが、この時間いっぱいを使って、娘は叱られていたようです。

娘との話が終わった後、先生はすぐに、私にその内容を伝えてくださりました。

集中してお話を聞くべき時に集中できない。
きちんとするべき時にきちんとできない。
制作の時間などでは力を発揮するが、生活習慣的な部分では他の子どもたちと大きく差がついてしまっていて、このままでは4月になっても年長クラスに上がれない。
上がるようにするためにはこれから先2か月、ものすごく頑張らなければならないけど、本当に頑張れる?

といった内容の話をされたとのこと。
その目には「この子を何とかしてあげなければ・・・」という強い責任感と深い愛情が感じられ、頭がさがる思いがしました。

帰りの道すがら、今度は娘から話を聞くことにしました。

「どうして怒られちゃうのかな?」ということを聞くと、意外な答えが返ってきました。

「●●先生(保育園の担任の先生)は頑張るといっぱい力が出るっていうけど、パパはいつもだらっとゆるんだほうが力が出るっていうでしょ?だから●●ちゃん(自分のこと)、つかれたときはパパに習ったようにゆるゆるしてるの。」

「●●先生は保育園の先生だけど、おうちではパパが先生でしょ。”パパ道場”とかもやってるし。だからそうしているの」

娘は私が教えた「背もたれ首モゾ」を気に入っていて、どうやら保育園でも時折それをやっているようです。

それを聞いて私は、娘に対して何とも申し訳ない気持ちになりました。
私の教えを信じ、それをけなげに守ったものの、それが裏目に出てしまっていたのです。


数日後教室に入ると、ホワイトボードに節分にちなんだこんな絵が描かれていました。

ブログ20170403A

「おこられおに」(右側。いつも怒られてばかりの自分)と「おこりんぼおおに」(左側。いつも自分をおこってばかりのママ)両方に対し、

ブログ20170404B

豆をぶつけてやっつけるかっこいい自分・・・といった意味が込められているようです。

ブログ20170404C

保育園で先生に叱られた後、ママと話し合って「これまでの、かっこ悪い自分との決別」を願って描いたようです。


一方私の方は、その後機会を作り、娘にこんなことを伝えました。

「ごめんな、パパ大事なことを教えるのを忘れていたよ」

「実はね、ゆるむには2つのやり方があるんだよ。ひとつはゆるめようとしているのが他の人からみてもわかるようなやり方。もひとつは、他の人が見てもゆるめようとしているのがわからないけどゆるんでいるようにするやり方。」

「保育園で先生のお話を聞くようなときは、ふたつめの、ゆるめようとしているのが他の人にはわからないようなやり方をしたほうがいいんだよ。だってそうしないと先生から見て、だらしなくてかっこ悪く見えちゃうでしょ・・・?」

娘は静かに聞いていました。

そして4月。
家では相変わらず「おこられおに」と「おこりんぼおおに」の追いかけっこが続いていますが、保育園での状況はだいぶ改善されたようで、無事年長さんに進級することができました。

今朝のこと。娘に
「最近は保育園で、“背もたれ首モゾ”やってるの?」

と聞くと、黙って首を振り、その後静かに
「“せゆる”だけやってる・・・」

と答えました。

“せゆる”というのは、「ゆるめようとしているのが他の人にはわからないやり方」につけられた名前。
この2か月間、娘は娘なりに、私が一度だけ話した内容をヒントに、「先生の教え」と「パパの教え」を両立させる道を模索し続けていたようです。

ブログ20170404D

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プロフィール

TEMO-YAN

Author:TEMO-YAN
坪山 佳史 (つぼやま よしふみ)

1967年 東京神楽坂出身。
中央大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーションに入社。
12年半の同社勤務を経て退職後、2004年2月に神楽坂ゆる体操教室を開校。
現在、同校を含め都内4か所のスタジオ・カルチャースクールで
「ゆる体操」「ゆるウォーク」を指導。

株式会社坪山佳史事務所 代表取締役
日本ゆる協会公認 ゆる体操正指導員中級

<指導を行っている「ゆる体操教室」>

●神楽坂ゆる体操教室
(2004年2月開校)

●聖蹟桜ヶ丘ゆる体操教室
(2003年9月開校)

●読売日本テレビ文化センター
錦糸町
(2004年7月開校)

●JEUGIAカルチャーセンター
多摩センター
(2004年10月開校)

<指導・運営する小学生対象の私塾>

●神楽坂悠真塾
 (2018年2月開校)

★ゆる体操教室の話し、悠真塾の話し、そして6歳の娘と3歳の息子の話しが、よく出てくると思います(笑)。
皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。

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