神楽坂ゆる体操教室の元会員が東京オリンピックの有力候補選手に!
4年前にこのブログで、当時神楽坂教室の会員だったある女性ランナーのことをご紹介しました。
■「通学距離最長記録(?!)」(2014年4月28日投稿)
http://yurukagurazaka.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
■「怪我に悩んでいたマラソン選手が教室入会1ヶ月で・・・(?!)」(2014年6月2日投稿)
http://yurukagurazaka.blog.fc2.com/blog-entry-135.html
元はフルマラソンを2時間30分台で走る女子マラソン選手だったその方。
(当時より遡ること)3年前に膝を痛め、教室入会当初はジョギング程度のトレーニングしかできない状況だったのが、神楽坂教室のフリー受講生として、頻繁にレッスンに参加して「ゆる体操」に取り組んだ結果、1ヶ月で何と3年前の怪我をする以前よりも速いタイムで走れるまでに回復をしてしまった!・・・というお話です。
教室入会当時は無名のランナーだったこの方ですが、この怪我の回復を契機に本格的なトレーニングを再開。
この後もどんどん調子を上げていき、この年の秋には夢への大きなステップとなる「実業団入り」の話が現実味を持って出始めるレベルにまで至りました。
神楽坂の教室に参加をされていたのはこの時期までの約半年間でしたが、
その後実業団の強豪チームに入団したこの方はさらに驚異的な進化を遂げ、数年で陸上長距離種目の第一人者のポジションにまで登りつめました。
昨年(2019年)の世界陸上にも出場し、現在東京オリンピックの陸上長距離種目において、有力候補選手の一人として挙げられています。
私がこの方に指導をしたのは、この方の今に至る長い道のりの中のほんの一時期。
野球で言えば「ワンポイントリリーフ」のような位置づけですが、短い期間の中で、一定の価値をもったひとつの役割を果たすことはできたようで嬉しく思っています。
この方のご活躍は1年ほど前より承知しておりましたが、
私のブログでご紹介をすることが思わぬ方向に影響し、万が一にもこの方にとってマイナスな方向に働くようなことがあってはならないという思いから、記事の執筆を行わないでおりました。
しかし一方で、
この方へのゆる体操指導の内容とその効果をご紹介することは、
怪我に悩むアスリートの皆さんやゆる体操を学ぶ皆さん等、多くの皆さんにとっての希望ともなり、
また、具体的に参考にしていただける部分も多い、
価値の高い情報の発信になるものと思われるため、お名前等の情報を伏せる形で以下、ご紹介をさせていただければと思います。
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さて、前述の通りこの方が私の教室に通われていたのは約半年間ですが、その中で特に重要な役割を果たしたのは、膝の故障を克服した2014年5月の1ヶ月間です。
この1ヶ月間に私がアドバイスをし、取り組んでいただいたのは
1)できる限りたくさんのレッスンに参加をすること
2)膝への負担が極力かからない体のつかい方を身につけるために処方した体操を、自宅等で毎日行うこと
の2点です。
1)の様子については2016年6月4日に投稿した記事にも書きましたが、そのねらいは、すべての基本となる「脱力」の意識を身につけるため、レッスンを通して、言わば「ゆるのシャワー」を浴び続けてもらうことでした。
脱力、すなわち「力を抜く」意識を身につけるということは、実は非常に難度の高い課題ということができます。
それが例えば単純に「筋肉の柔軟性を高める」ということであれば、ストレッチ等の決まった動作を繰り返すことで少なくともある程度の効果を得ることができますが、それまで力を抜くことができなかった人が力を抜けるようになるということは、言うなればその方のもつ脳のプログラムを変えていく試みをしなければならないということになります。
つまり、「筋肉の柔軟性を高める」取り組みに比べ、「脱力」の意識を身につける取り組みはより、「自学自習」が難しく、正しい方向に導いてくれる指導者の存在が重要になる・・・ということになりますが、この方はそのことを体感を通して非常に良く理解している様子でした。
2)に関して。
私がこの方に処方した体操は、ゆる体操を実践されている方であればおそらくどなたでもご存知と思われる、基本的でシンプルな体操ひとつでした。
私は、これまでの自身のトレーニングや指導の経験から、
「シンプルな動作を徹底的に繰り返すこと」が、本質を理解し身につけるための、きわめて有効な方法の一つとなりえる
と考えていますが、この方にもそのやり方をお伝えし、この方はそれを実践してくださいました。
因みに、私の教室は特にアスリートの方への指導を専門とした教室ではなく、一般のビジネスパーソンや主婦の方が会員の中心層となる教室です。従ってこの方への指導も、レッスンの前後の時間に時折アドバイスをすることはありましたがレッスンは全て一般の皆さんと同じグループレッスンで、パーソナルレッスンは行っていません。
ゆる体操のレッスンの場には、指導者と、参加されている会員の皆さんが作り出す、心身のリラックスを強く促す特有の雰囲気(氣場)があります。
パーソナルレッスンにはもちろん、それ特有の良さがありますが、この方が短期間で成果をあげることができた大きな要因のひとつとして、このグループレッスンが作り出す「場のチカラ」が挙げられるのではないかと私は思っています。
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ゆる体操は、人間の行う全ての身体運動のパフォーマンス向上を支える「インフラ」となり得る内容をもったメソッドです。
私の教室では17年前の開校から現在に至るまで、本日ご紹介をした方の他にも、多くのアスリートや舞踊家、音楽家等の「身体運動のパフォーマンスを通して自己表現をされる方々」が参加をされ、素晴らしい成果をあげておられます。
コロナ禍の世の中ではありますが、そのような中、本年3月よりZoomを使った「オンラインレッスン」を導入したことにより、お住いの地域に関わらず、手軽に、必要に応じて高頻度でレッスンにご参加いただくことができるようにもなりました。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ一度、無料体験レッスンにご参加ください。
↓「神楽坂ゆる体操教室」ホームページはこちら
http://yuru-kagurazaka.jp/
最後になりましたが、
来年、2021年に東京オリンピックが無事開催されること。
そしてこの方がこの夢の舞台に代表選手として出場し、多くの人に感動を与える活躍をされることを、心より願っております。
■「通学距離最長記録(?!)」(2014年4月28日投稿)
http://yurukagurazaka.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
■「怪我に悩んでいたマラソン選手が教室入会1ヶ月で・・・(?!)」(2014年6月2日投稿)
http://yurukagurazaka.blog.fc2.com/blog-entry-135.html
元はフルマラソンを2時間30分台で走る女子マラソン選手だったその方。
(当時より遡ること)3年前に膝を痛め、教室入会当初はジョギング程度のトレーニングしかできない状況だったのが、神楽坂教室のフリー受講生として、頻繁にレッスンに参加して「ゆる体操」に取り組んだ結果、1ヶ月で何と3年前の怪我をする以前よりも速いタイムで走れるまでに回復をしてしまった!・・・というお話です。
教室入会当時は無名のランナーだったこの方ですが、この怪我の回復を契機に本格的なトレーニングを再開。
この後もどんどん調子を上げていき、この年の秋には夢への大きなステップとなる「実業団入り」の話が現実味を持って出始めるレベルにまで至りました。
神楽坂の教室に参加をされていたのはこの時期までの約半年間でしたが、
その後実業団の強豪チームに入団したこの方はさらに驚異的な進化を遂げ、数年で陸上長距離種目の第一人者のポジションにまで登りつめました。
昨年(2019年)の世界陸上にも出場し、現在東京オリンピックの陸上長距離種目において、有力候補選手の一人として挙げられています。
私がこの方に指導をしたのは、この方の今に至る長い道のりの中のほんの一時期。
野球で言えば「ワンポイントリリーフ」のような位置づけですが、短い期間の中で、一定の価値をもったひとつの役割を果たすことはできたようで嬉しく思っています。
この方のご活躍は1年ほど前より承知しておりましたが、
私のブログでご紹介をすることが思わぬ方向に影響し、万が一にもこの方にとってマイナスな方向に働くようなことがあってはならないという思いから、記事の執筆を行わないでおりました。
しかし一方で、
この方へのゆる体操指導の内容とその効果をご紹介することは、
怪我に悩むアスリートの皆さんやゆる体操を学ぶ皆さん等、多くの皆さんにとっての希望ともなり、
また、具体的に参考にしていただける部分も多い、
価値の高い情報の発信になるものと思われるため、お名前等の情報を伏せる形で以下、ご紹介をさせていただければと思います。
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さて、前述の通りこの方が私の教室に通われていたのは約半年間ですが、その中で特に重要な役割を果たしたのは、膝の故障を克服した2014年5月の1ヶ月間です。
この1ヶ月間に私がアドバイスをし、取り組んでいただいたのは
1)できる限りたくさんのレッスンに参加をすること
2)膝への負担が極力かからない体のつかい方を身につけるために処方した体操を、自宅等で毎日行うこと
の2点です。
1)の様子については2016年6月4日に投稿した記事にも書きましたが、そのねらいは、すべての基本となる「脱力」の意識を身につけるため、レッスンを通して、言わば「ゆるのシャワー」を浴び続けてもらうことでした。
脱力、すなわち「力を抜く」意識を身につけるということは、実は非常に難度の高い課題ということができます。
それが例えば単純に「筋肉の柔軟性を高める」ということであれば、ストレッチ等の決まった動作を繰り返すことで少なくともある程度の効果を得ることができますが、それまで力を抜くことができなかった人が力を抜けるようになるということは、言うなればその方のもつ脳のプログラムを変えていく試みをしなければならないということになります。
つまり、「筋肉の柔軟性を高める」取り組みに比べ、「脱力」の意識を身につける取り組みはより、「自学自習」が難しく、正しい方向に導いてくれる指導者の存在が重要になる・・・ということになりますが、この方はそのことを体感を通して非常に良く理解している様子でした。
2)に関して。
私がこの方に処方した体操は、ゆる体操を実践されている方であればおそらくどなたでもご存知と思われる、基本的でシンプルな体操ひとつでした。
私は、これまでの自身のトレーニングや指導の経験から、
「シンプルな動作を徹底的に繰り返すこと」が、本質を理解し身につけるための、きわめて有効な方法の一つとなりえる
と考えていますが、この方にもそのやり方をお伝えし、この方はそれを実践してくださいました。
因みに、私の教室は特にアスリートの方への指導を専門とした教室ではなく、一般のビジネスパーソンや主婦の方が会員の中心層となる教室です。従ってこの方への指導も、レッスンの前後の時間に時折アドバイスをすることはありましたがレッスンは全て一般の皆さんと同じグループレッスンで、パーソナルレッスンは行っていません。
ゆる体操のレッスンの場には、指導者と、参加されている会員の皆さんが作り出す、心身のリラックスを強く促す特有の雰囲気(氣場)があります。
パーソナルレッスンにはもちろん、それ特有の良さがありますが、この方が短期間で成果をあげることができた大きな要因のひとつとして、このグループレッスンが作り出す「場のチカラ」が挙げられるのではないかと私は思っています。
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ゆる体操は、人間の行う全ての身体運動のパフォーマンス向上を支える「インフラ」となり得る内容をもったメソッドです。
私の教室では17年前の開校から現在に至るまで、本日ご紹介をした方の他にも、多くのアスリートや舞踊家、音楽家等の「身体運動のパフォーマンスを通して自己表現をされる方々」が参加をされ、素晴らしい成果をあげておられます。
コロナ禍の世の中ではありますが、そのような中、本年3月よりZoomを使った「オンラインレッスン」を導入したことにより、お住いの地域に関わらず、手軽に、必要に応じて高頻度でレッスンにご参加いただくことができるようにもなりました。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ一度、無料体験レッスンにご参加ください。
↓「神楽坂ゆる体操教室」ホームページはこちら
http://yuru-kagurazaka.jp/
最後になりましたが、
来年、2021年に東京オリンピックが無事開催されること。
そしてこの方がこの夢の舞台に代表選手として出場し、多くの人に感動を与える活躍をされることを、心より願っております。