「型」を通して“根本のチカラ”を練る(悠真塾の「空手道」)

私がカルチャースクールで指導する「ゆる体操教室」に10年以上通って下さっているNさんから先日、とても参考になるご自身の子育て体験をお聞かせいただきました。

Nさんにはお二人の息子さんがおられますが、ご長男は小さい頃からまじめで優しい性格だったそうです。

小学校1年生の頃、通っていた学童でいじめに遭っている兆候を感じたNさんは
「このままではいけない」
ということでご長男を空手道場に入門させました。

空手には色々な流派・会派があり、今般オリンピック種目に採用されたスポーツ色の強いものや激しい組手(2人対峙して戦う稽古方法)を行うものなど、競技ルールや練習の方法にも様々なスタイルがあります。

そんな中、Nさんのご長男が入門したのは、“伝統空手”と呼ばれるスタイルの一会派で、競技や試合を一切行わず、ひたすら伝統的な「型」の稽古を繰り返す武道色の強い道場でした。

お子さまに空手を習わせたい・・・という親御さんは近年特に多いようですが、ご自身が経験者である場合はさておき、前述したような空手の「多様性」を理解し、お子さまに合った道場を探すのは大変難しいことと思われます。

Nさんも、空手の流派のこと等は良く分からなかったようですが、ただ、指導をされている先生が人間的にも素晴らしい方だった・・・ということでこの道場に決められたようです。

さてご長男。
空手を始めてから段々、逞しさを身に着けていかれたようですが、その変化の様子をNさんは

「芯がしっかりしてきたというのか、肚が座ってきたというのか、内側に少しずつ、しっかりとした強いものが育っていくのが感じられた・・・」

と言われています。

そして小学6年生になった頃には周りの友達から「クラスで一番強いのはNくん・・・」と評価されるまでになったとのことです。

私が特に面白いと思ったのはここで、

「クラスで一番強くなった」

というのではなく

「クラスで一番強い、と言われるようになった」

というところです。

ご長男は決して、実際に周りの友達に力を行使することによって「一番強く」なったのではなく、空手の「型」の稽古の繰り返しによって、何もしなくても「一番強い」と思われるような強い存在感を身に着けた、ということのようです。

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このエピソードは、私が悠真塾での空手指導を通して実現させたいと考えていることと非常に近いため、ご紹介をさせていただきました。


私自身は武道的な空手とスポーツ的な空手、両方を学んできました。

空手を人の成長に生かす、という観点で考えたとき、武道的な空手とスポーツ的な空手、どちらも良い面があるのですが、小学生の段階での取り組み方としてより適切なのは、武道的な要素に重きを置いた指導であると考えています。

伝統空手の、型を中心とした武道的な稽古体型の中には、「軸」や「肚」など、本校の提唱する“根本のチカラ”のエッセンスを育てるシステムが備わっています。

こうした“根本のチカラ”が本人の「自信」に繋がりますが、この自信は、例えば試合で好成績をあげることによって得られるような相対的な自信とは種類の違う、いわば絶対的な自信です。

絶対的な自信は、心に安定をもたらせます。
自分で実感をもってひとつひとつ、積み上げて得られた自信だからです。

仮に、自分より実力の高い人と出会った場合も、素直に、敬意をもってその人のことを認めることができます。
その人の高い実力の背後にある、「積み重ね」の偉大さを想像することができるからです。

こうした、絶対的な自信を養う時間を十分に持たないで相対的な競争の世界に入った人は、大人になってからも、常に他者との比較における自分の優位性を確認しなければ落ち着かないタイプの人になりやすい、と私は考えています。

人生において、競争に打ち勝つ相対的な強さを身に着けることももちろん大切です。

でも、順番を飛ばしてはいけない、焦ってはいけない・・・と思うのです。

小学校時代に身体を使った努力の積み重ねを通して“根本のチカラ”と‟絶対的な自信”を身に着けること。
それはその子にとって、その後の人生を支えてくれる何物にも代えがたい財産になることと思います。


※神楽坂悠真塾では、「ゆる体操」「空手道」「ゆるスタディ」の3つのプログラムを通して、小学生の子どもたちが、人生を力強く生 き抜く“根本のチカラ”を身に着けることを主眼に置いた指導を行っています。
 本稿でご紹介した「悠真塾の空手道」にご興味をお持ちいただいた方にはぜひ、無料体験レッスンにご参加いただけますと幸い です。

詳しくはこちらをご覧ください。
   ↓
神楽坂悠真塾HP
ブログ20160210A

みうさんのCDとコンサート

神楽坂教室の会員、Sさんのご紹介で1月末からゆる体操を始められたみうさんはソプラノとフルートを専門とされる音楽家。

週1回ペースでレッスンに通われていますが、その凄まじいまでの上達ぶりに驚かされています。

1回また1回とレッスンを重ねるごとに、非常に構造のしっかりした軸(センター)が感じられるようになり、一方でそのセンターを邪魔する余計な力みが抜けてどんどんすっきりとした印象に変わって行かれています。

「このまま、少しだけ具体的な対策練習をすればすぐにゆる体操の指導員にでもなれてしまうのでは・・・?」

と思うほど。

私の印象としては、この方の場合は短期間で急速にセンターが育った、というよりは、ご専門の音楽等で培われた本質力が、ゆる体操によって余計な力みが抜けることによって表に浮き出てきた・・・という感じです。

中国武術では、鍛錬の積み重ねによって本質の育った状態を「功夫がある」などと表現するそうですが、こちらのみうさんはまさに、音楽活動を通しての「功夫」が感じられる方で、「きっと、素晴らしい歌を歌われる方なのだろうな・・・」などと思っていました。

そのみうさんが先日のレッスンの際、ご自身のリリースされている2枚のCDをプレゼントしてくださりました。

ブログ20180413A

ご本人曰く

「随分昔に録ったもので、今(の自分の歌)とは全然違うんですが・・・」

とのこと。

ゆる体操を始めてからこれまでの約2か月半で、私が教室で感じていた本質力の変化と全く同じような変化がご専門の歌のパフォーマンスにおいても起こっておられるようで、

「(ゆる体操を行って自分の状態を良くした上で、専門の歌を通して)色々と試してみるのが楽しくて仕方ない・・・」

と、言われていました。

ご本人の中では「この(CDを作った)頃はまだまだだった・・・」というご認識のようですが、早速聴かせていただくと、「素晴らしい!」の一言。
ゆる体操の効果も含め、更に進化された現在の歌はどのようなものか、興味が沸いてきます。

そんなみうさんがご自身のスタジオを使って開かれるコンサートのご案内をいただきましたので、以下、ご紹介いたします。
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■みうスタジオコンサート

・2018年4月29日(日) Aプロ 15時~/ Bプロ 19時~
・全席自由 ¥3,500
・出演 : みう(ソプラノ&フルート)
       金井 信(ピアノ&作曲&編曲&テノール)
・会場 : みうスタジオ

モーツァルト 「フルートとハープの為のコンチェルト」より “第二楽章”
フォーレ    「レクイエム」より “楽園にて”
ラフマニノフ ヴォカリーズ
ピアソラ    アディオス・ノニーノ 他

チケット申込・お問合せはこちらまで
         ↓
clara.cecilia.mako@docomo.ne.jp

ブログ20180413B

“正解を求める人”と“真理を求める人”

大学を卒業して12年半、会社員生活を送りました。
振り返ってみると、この時期は仕事はさておき、とにかくよく飲み、語っていた印象が強く残っています。

酒場で人と語り合うということについては、その時楽しい時間を過ごすことに最大の価値があるわけで、そこで語り合った内容がその後の自分の人生に生きるということはほどんどなく、それで良いと思っているのですが中には例外もあり・・・。


会社帰りの飲み会の席で、当時、一緒に仕事をさせていただいていたある先輩が語っていた

「世の中には、“正解を求める人”と“真理を求める人”がいるんだよ」

という言葉を、最近よく思い出します。

例えば企画立案を担当する会社員を例にすると、

“正解を求める人”とは、その時その時のトップの発信内容からその考え方を理解し、また、社内の人たちの認識がどのような状況かを配慮した上で「通りやすい」企画を考えるタイプの人。

一方

“真理を求める人”とは、市場環境やターゲットとなる顧客に対して自分なりの状況把握をした上で、それをどのような状況にすべきかという「思い」や「信念」をベースに企画を考えるタイプの人。

ということになります。

もちろん、実際には100%前者、もしくは後者、ということではなく、それぞれの要素のうち、よりどちらの要素が強いか、ということではあるのですが、確かに言われてみると、人の考え方や行動パターンを考える上で、とてもシンプルでわかりやすい分類方法だなと思います。

そして、
“正解を求める人”には目上の人から評価され、組織の中でいち早く“出世”する人が多く
“真理を求める人”には目下の人から慕われ、いつも楽しそうにしている人が多い

というのが、私がその後、その観点から色々な人を見た上で感じる印象です。
(あくまでも私の独断と偏見で、根拠は何もないのですが・・・)

因みにこの話をされた先輩は典型的な“真理を求める人”で、当初、社内での認識や応援のほとんどない状況から全く新しい考え方を導入した新商品企画を一人で立てて空前の大ヒットをさせるのですが、その後も社内の“出世コース”には興味を示さず、「会社という場を使って自分のやりたい仕事を実現させる」というスタンスを守って仕事を続け、今は独立をして海外で活躍をされているようです。

私が一緒に仕事をしていた若手時代はとにかく、取引先の方々から愛され、厚い信頼を得ている印象が強くありましたが、その後私がこの会社を退社した後には、「この人の元で働きたい!」ということでこの先輩の働く部署への異動希望を出す社員が出るような、そんな管理職社員になられたようです。

“正解を求める人”と“真理を求める人”。

どちらが良いのか?
どちらが優れているのか?
どちらの生き方を選んだ方が得なのか?

・・・それは私には、全くわかりません。

ただ、最近になって何となく感じることは、世の中にはこのどちらのタイプの人も必要だということです。

その上でもしも、

「では、悠真塾がその教育を通して育てたいと思う人材像はどちらなのですか?」

というご質問をいただいたとすれば、私は即座に

「それは、“真理を求める人”です」

と答えます。

その理由をもっともシンプルに言うと

私も明らかな“真理を求める人”で、そうして生きてきたこれまで50年余りの人生が、幸せなものだと思っているから。
そして、自分の二人の子どもたちにもぜひ勧めたいと思っている生き方だから。

ということになります。

悠真塾が提唱する生き方は“真理を求める”生き方です。
コンセプトとして掲げている“根本のチカラ”とは、そうしたまっすぐな生き方を続けていく中で自ずと身についていくもの、と位置づけることができるかもしれません。

もちろん、私は先にも述べたように“正解を求める”生き方を否定するつもりはありません。
二つの要素を最適に組み合わせ、共存させた生き方ができるのであれば、それに越したことはないのでしょう。

ですから、親御さんの教育観として“正解を求める”方向性が強い方でも、お子さまに“真理を求める”方向性の価値観に触れる機会を作ってバランスを取りたい、という考え方もあるかと思います。

そのような方も含め、本校の掲げる理念にご興味をお持ちいただいた方にはぜひ一度、無料体験レッスンにお越しいただければ幸いです。

詳しくはこちら
   ↓
神楽坂悠真塾HP

いっしょに、やりましょう!

「こいぬがうまれるよ」と「ミッケ!」(今日の「ゆるスタディ」)

今日の悠真塾。

今月からお手伝いに入っていただいている三木先生と、楽しくお勉強する娘の図。

ブログ20180410A

4月に入り、娘は毎日、小学校同様悠真塾にも張り切って通っています。

学校ではまだ本格的な授業はなく宿題も出ていないため、「ゆるスタディ」後半の自習の時間は専ら読書。
「悠真塾文庫」から気に入った本を選んでは片っ端から読んでいます。

本日前半に読んだのはこちら

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「こいぬがうまれるよ」
(ジョアンナ・コール 文 /ジェローム・ウェクスラー 写真 / つぼいいくみ 訳)

かわいいワンちゃんの写真一杯の本です。

そして、後半はこちら

ブログ20180410C

「ミッケ!」
(ジーン・マルゾーロ 文 /ウォルター・ウィック 写真 / 糸井重里 訳)

様々な物が散りばめられた写真の中から特定のものを見つける、「かくれんぼ絵本」です。

写真は見開きに1枚ずつですが、ページが進むに連れてかなり手ごわくなるようで、娘は三木先生と一緒にこの本に取り組み始めて今日で3日目。
今日も時間切れてまた次回に持ち越しです。

自習時間の終わりには、その日に読んだ本のタイトルだけ、「悠真塾ノート」に記録します。

ブログ20180410D

本は読みっぱなしにしないで、最初はこのようにタイトルだけでも良いのでノートに記録をつける。

この方向で段々、

・自分の気に入った文章や大事なことが書かれた文章を「書き抜き」する。
・自分が感じたことを書く。
・本の中で書かれていることのエッセンスを整理してまとめる。

・・・といった本格的な「ノート学習」 に進んで行く予定です。

神楽坂悠真塾。
まだまだ少人数の教室ですが、運動も勉強も、こんな感じで楽しく進めています。

本校の掲げる「根本のチカラを育てる」という理念にご興味をお持ちいただいた方にはぜひ一度、無料体験レッスンにお越しいただければ幸いです。

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いっしょに、やりましょう!

桜の花は、散ったけど・・・。

4月6日(金)。

つい先日、

さくらのはながさいたら、ぼくらはしょうがくせい~♪

と歌っていた娘の、小学校の入学式です。

ブログ20180406A

入学した小学校に同じ保育園から進学した子はいないため、友だち作りもまた、再スタート。

でも、一緒に手をつないで式の入退場をした女の子と
「こちょこちょして遊んだの」
とのことで、早速仲良くなったようです。

式が終わって教室に入ると、机の上に用意されていた通学用の帽子と教科書を見て、先生のお話もそっちのけでテンションアップ。
ざっと様子を見る限り、クラスで1~2位を争う落ち着きのなさです。

どうやら小学校でも引き続き、先生から厳しく指導をしていただくことになりそうな予感。

ブログ20180406C

解散後、一番で校庭に出て走り出す娘。

都会の真ん中の小学校の狭い校庭ですが、保育園の園庭とは比べ物にならないほど広く、それがとても嬉しいようです。

ブログ20180406D

ランドセルを背負うことにはなったけど、スカートを穿くのはまだまだ無理そうだね・・・。

父と母はここで意見が一致し、強く頷き合うのでした。

ブログ20180406B
プロフィール

TEMO-YAN

Author:TEMO-YAN
坪山 佳史 (つぼやま よしふみ)

1967年 東京神楽坂出身。
中央大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーションに入社。
12年半の同社勤務を経て退職後、2004年2月に神楽坂ゆる体操教室を開校。
現在、同校を含め都内4か所のスタジオ・カルチャースクールで
「ゆる体操」「ゆるウォーク」を指導。

株式会社坪山佳史事務所 代表取締役
日本ゆる協会公認 ゆる体操正指導員中級

<指導を行っている「ゆる体操教室」>

●神楽坂ゆる体操教室
(2004年2月開校)

●聖蹟桜ヶ丘ゆる体操教室
(2003年9月開校)

●読売日本テレビ文化センター
錦糸町
(2004年7月開校)

●JEUGIAカルチャーセンター
多摩センター
(2004年10月開校)

<指導・運営する小学生対象の私塾>

●神楽坂悠真塾
 (2018年2月開校)

★ゆる体操教室の話し、悠真塾の話し、そして6歳の娘と3歳の息子の話しが、よく出てくると思います(笑)。
皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。

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